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  嘘つきにきょう日のいましめは

 現代の若い親が「嘘つきは泥棒の始まり」なんて言葉を子供に言っているとは思えないが、少なくとも昭和の中ごろまでに生まれた今の中高年以上の人々は、親から「嘘つきは泥棒の始まり」だと叱られたはずだ。
 
 「平然と嘘を言うようになれば、良心がなくなって盗みも平気ではたらく人になるから、嘘はついてはいけないという戒め」である。

    床に並べてセリにかける
  地下空洞からの漏れをどうする
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 現代の親たちがこの戒めをいうとすれば、「嘘をつくと都庁の職員のようになっちゃうのよ」とか「嘘をつくと富山市議会の議員のようになっちゃうのよ」がいいのではないか。
 テレビで連日報道されているので子供たちもよく理解できるはずだ。
 親から叱られた子供は「嘘を平気でつく人は、税金泥棒を平気で働く人になるんだね。よくわかった。ごめんなさい。これから嘘はつきません。」となるだろう。

  若者言葉なら

 若者たちなら、ごまかすことを「豊洲る(とよする)」とか「富山る(とやまる)」となるかな。

 自分の責任を相手に擦り付けて困らせるハラスメントは「石ハラスメント」。
 略して「石ハラ」。
 あまりにハマっているので賞状を差し上げたくなる。

 これらは若い世代だけでけはなく、現代標準語にしよう。
 必要なのは若い世代ではない。なんといっても一番必要なのは、本来、「嘘つきは泥棒の始まり」の戒めをよく知っている世代のご当人たちであろう。
 今更遅きに失した感があり、イシラハ、シジョウチョウ、トヤマシギのざまを見ていると、手の施しようがないところまでいっていると感じるのは私だけ?

  罪の重さ

 それにしても「嘘つきは泥棒の始まり」のお手本のような人たち。税金をたっぷり無駄遣いしたり、税金を横領したことは誰の目にも明らかだ。そのうえ、食品の安全性を損なわせ子供たちに被害を及ぼしかねないのだから、罪は重い。

 子供たちが「嘘つきは泥棒の始まり」の現代版戒めをしっかり会得するためにも、お手本の人たちはきっちり裁きを受け、それなりの咎を受けなければならないだろう。
 それを曖昧にするようでは、子供たちに示しがつかない。

 ちなみに、数字を少し上げておこう。

 <豊洲市場関係> 土を盛らずに金盛った!
 整備費  当初予定額 4,316億円が→5,884億円に
 このうち土壌汚染対策費 586億円が→858億円に
 施設整備費  当初予定額 990億円が→2,747億円に

 <富山市議会・県議会関係> 政務活動費ならぬ不正ム?活動費!
 政務活動費不正受給額
 ●市議会
  自民党  A 695万円
       B 30万円
       C 92万円
       D 469万円
       E 20万円
       F 21万円
       G 5万円
  民政クラブ(民進党系会派)  1,900万円
 ●県議会
  自民党  480万円
  民進党  37万円

 *富山以外にも次々と政務活動費の不正受給が明らかになっている。イヤハヤ。