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   消費税増税・駆け込み需要一服

   内閣府が発表した10月の景気ウォッチャー調査によると、3ヵ月前と比べた街角の景況感を示す現状判断DI(指数)は前月比1.0ポイント低下の51.8と2カ月ぶりに悪化した。住宅などの消費税増税前の駆け込み需要が一服した影響だ。
 現状判断DIは、家計動向関連や非製造業の企業動向関連で低下。北陸と中国を除く9地域で低下した。
 消費税増税に伴う駆け込み需要がほぼ終了、新築は完全に半減状態だ。
  川越の商店街  クレアモール
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  先行き判断DIは、消費税増税への懸念から企業動向関連、雇用関連で低下した。地方の小売店などは、「原材料価格上昇に加え、消費税も増税されるため、価格転嫁もできず、利益が出ない」状況予測だ。

 日本銀行が発表した「生活意識に関するアンケート調査」によると、1年前と比べた景況感が「悪くなった」との回答が20.6%と、前回調査(6月)を2.6ポイント上回り悪化した。
 1年後の見通しについても「悪くなる」25.8%との答えが前回(16.8%)より増えた。現在の景気水準については、「悪い」「どちらかと言うと、悪い」が増加し、4割台前半に達した。
 現在の暮らし向きは? の問に対しては「ゆとりがなくなった」が41.6%に達し、物価についても「かなり上がった」8.3%、「少し上がった」59.2%、合わせて67.5%の人が物価の上昇を実感している。
 物価上昇については「どちらかと言えば困ったことだ」と答えた人は80.9%に上っている。

   トヨタの儲けは2兆円を突破 ?

 トヨタ自動車の儲けが2兆円を突破しそうだ。
 トヨタは2014年3月の業績見通しを上方修正した。本業のもうけを示す営業利益は2兆2000億円を見込む。2兆円を上回るのは6年ぶりだ。リーマン・ショック前の2008年3月期に記録した過去最高益2兆2703億円に迫る水準だ。
 要因は、安倍政権の経済政策「アベノミクス」による“円高修正”が大きい。
 要因は為替だけではない。トヨタのお家芸といわれる「原価低減」だ。徹底したコスト削減だ。
 リーマン・ショック後の4年間だけで「原価低減」は1兆3000億円に上る。コスト削減は部品メーカーまで徹底している。低賃金とコスト削減で空前の利益と内部留保(利益剰余金は13兆円を超す)を溜め込んでいる。
 この内部留保を独り占めすることなく労働者の賃金や下請単価に還元し、景気回復という社会的責任を負うべきである。

   三大銀行の中小企業への貸出率最低に

 三大銀行グループの中小企業等向け貸出比率が2005年の三大メガバンク発足後最低を更新、6割以下に落ち込んだ。
 政府・日銀は4月以来、「異次元の金融緩和」で巨額のお金を銀行に供給しているが、中小企業にはいっこうに流れてこない状況だ。
 三大メガバンクの国内貸出総額は今年3月より9396億円増加しているが、中小企業向けは逆に4465億円減少している。
 政府・日銀の「異次元の金融緩和」で巨額のお金をばらまいているが、中小企業へは回ってこない実態が浮き彫りにされた。

   消費税率引き上げで、日本の成長は減速

 経済協力開発機構(OECD)が公表した経済見通しで、2014年の日本の実質GDP(国内総生産)の伸び率について、2014年4月からの消費税引き上げの影響で経済成長は第2四半期2.9%減速するとの予想を示した。

    責任を取らない“政治家“

 失われた20年(失われたのは国民の生活)、デフレ不況、1,000兆円の国家借金(将来の国民負担)、次々と切り下げられる年金給付・社会保障、脱原発の世論など無視した原発再稼働・海外輸出、いつまでたっても収まらない汚染水対策と除染、20万年以上かかる核のゴミ処理。
 安倍(自公)政権は「国土強靭化だ、五輪インフレだ」と人創りからコンクリート造りへと湯水のごとく税金をタレ流し、政官財の腐敗は複合的に拡大している。
 国民生活第一、政官財の腐敗打破、大企業の利益(内部留保260兆円)から雇用者の利益へと大転回することが緊急の課題だ。