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   勇気と元気で  がんばろう日本・がんばろう東北

 マグニチュード(M)9.0の世界最大級の「東北地方太平洋沖地震」による大震災が東日本各地を襲って3週間が過ぎました。未だ被害の全容がつかめず、亡くなった人は1万1千人を超え、行方・安否不明の人は2万人以上に達するともいわれる未曾有の犠牲に見舞われました。被災者は40万人を超えるかつてない被害状況になっています。
 亡くなった方々に心から哀悼の意を表します。被災された方、被災地の皆様には心からお見舞い申し上げます。
 
     命と暮らしを守るために ・・・

 80歳の女性と16歳の孫が9日ぶりに救出されたとの明るいニュースもありましたが、救援と復興は一刻も早い支援と、息の長い支援が必要とされています。
 全国民的な力を、出来得る限りの力を一人ひとりが傾注すべきところでしょう。
 事務所も一人ひとりが出来る支援をしようと、復興に向けて粘り強く、勇気と元気を持って生き抜いている被災者・被災地の皆さんに義援金をお送りしました。

     「津波は天罰」 ・・・ “許せない”石原都知事の暴言

 東日本大震災に関し「津波は天罰」と暴言を吐いた石原都知事に心底から怒りを感じました。
 今までも障害者差別や女性蔑視の発言を繰り返し、東京オリンピック誘致に何10億円もの税金のムダ使いをしてきた石原都知事には、一生懸命生きようとしている人々の心など分からないのでしょう。
 東京自体「世界の中で最も危険と化した都市」との認識もないのでしょう。
 こんな時に東京都知事選挙をはじめ各地方選挙を強行し、救援・復興どころか政治権力闘争をしている政治家としての資質のない人に政治を委ねていることの不信と不安を感じたのは私だけではないでしょう。
 絶対に許すことの出来ない暴言に強く抗議します。

     原発事故 ・・・ 「安全」言いつづけた人災

 次々と問題がおき続けている福島第1原子力発電所の事故。「想定外・・・」「予期しない・・・」を言いつづける東京電力、政府関係者。多くの人がその危険性を心配し、指摘してきたことからすれば今回の事故を想定外・・・と言わせる訳にはいきません。
 大丈夫、大丈夫と「安全神話」を言いつづけてきたことが、何の根拠もなかったことを露呈したものです。
 東京電力、政府関係者の傲慢を感じます。

   国民生活の安全・安心 ・・・ 与野党団結して当たれ

 被災地への救援・復興は国や自治体の役割、強力な政策遂行能力がきわめて重要です。
 未曾有の大災害と国家的危機です。与野党一丸で震災対応と経済復興に取り組むことが必要です。
 被災地救援や原発事故はもとより、広範な地域での物流基盤の回復、東日本を中心とした電力不足問題、放射能汚染の対策といった国民生活の基幹である“水”と“電気”の安心・安全回復。日本経済全体の打撃回復など国が解決すべき課題は山積みしています。災害復興のための大型補正予算の編成も緊急の課題です。
 党利党略や政治的駆け引きを繰り返している場合ではありません。
 被災者はもちろん、国民が切実に求めているのは、国が、自治体が、確固たる態勢を確立し、全面的に支えていくという“安心感”です。

    義援金等に係る税務上の取扱い

 個人又は法人が、災害に際して、募金団体に義援金等を寄附した場合、その義援金等が最終的に国、地方公共団体に拠出されたものであることを税務署が確認できれば、「国等に対する寄附金」として税制上の特典を受けることができます。
 具体的には、その義援金等が最終的に国、地方公共団体に拠出されるものであることを新聞報道、募集要綱、募集趣意書等で明らかにされていれば該当します。
 日本赤十字社、報道機関等に対する義援金等は特別の確認手続きは不要です。
 領収書、振込用紙(控)をもって特別な領収書等は必要としません。
 税制上の特典は以下のとおりです。
   ○ 個人が支出する寄附金
     寄附金控除の対象となります。
   ○ 法人が支出する寄附金
     全額が損金算入の対象となります。